星廻りの辞典 / 6つの占い

ナクシャトラ

月宿(げっしゅく) / 印度

一言でいうと

今日は、あなたから何番目か

ナクシャトラとは

ナクシャトラは、インドで受け継がれてきた暦と占いの体系で使われる、月の通り道を27に分けた区画です。日本語では月宿(げっしゅく)と呼びます。月はおよそ27日で空をひとめぐりするので、1日におよそ1つずつ宿を進みます。西洋占星術が太陽の位置を軸にするのに対して、こちらは月の位置を軸にします。

専門的には

黄道を27等分するので、1宿あたり13度20分です。使うのは春分点を基準にしたトロピカル黄経ではなく、実際の星の位置を基準にしたサイデリアル黄経で、両者の差をアヤナムシャと呼びます(星廻りは標準的なラヒリ方式)。生まれたときに月がいた宿をジャンマ・ナクシャトラといい、そこから当日の宿までの数え数で日の巡りを見る方法をターラーバラと呼びます。星廻りは出生時刻を尋ねないため、生まれの宿は正午の月位置から求めています。

123456789101112131415161718192021222324252627☾月が一日に約1宿27宿で およそ一巡
  1. 1アシュヴィニー
  2. 2バラニー
  3. 3クリッティカー
  4. 4ローヒニー
  5. 5ムリガシラー
  6. 6アールドラー
  7. 7プナルヴァス
  8. 8プシュヤ
  9. 9アーシュレーシャー
  10. 10マガー
  11. 11プールヴァ・パールグニー
  12. 12ウッタラ・パールグニー
  13. 13ハスタ
  14. 14チトラー
  15. 15スヴァーティー
  16. 16ヴィシャーカー
  17. 17アヌラーダー
  18. 18ジェーシュター
  19. 19ムーラ
  20. 20プールヴァ・アーシャーダー
  21. 21ウッタラ・アーシャーダー
  22. 22シュラヴァナ
  23. 23ダニシュター
  24. 24シャタビシャジャ
  25. 25プールヴァ・バードラパダー
  26. 26ウッタラ・バードラパダー
  27. 27レーヴァティー
27宿(ナクシャトラ)。空の一周360度を27に等分したもので、1つあたり約13.3度です。 月はおよそ一日でひと宿ぶん進むので、月がいまどの宿にいるかで日を数えます。 西洋占星術が空を12に分けるのに対し、こちらは月を基準に27に分けるという違いがあります。

星廻りではこう考えます

ナクシャトラで、いちばん多いつまずき

「星座みたいなもの」だと思って読むと、話が分からなくなる

ナクシャトラは、性質を見ません。

ほかの占いは、たいてい性質どうしを突き合わせます。九星気学は五行、四柱推命も五行と陰陽、西洋占星術はエレメント。あなたがどんな質を持っていて、今日がどんな質か。その2つを比べる形です。

ナクシャトラは、そこを見ません。見ているのは距離だけです。

生まれた日に月がいた場所から、今日の月がいる場所まで、27の区画の輪の上を数えます。何番目か。それだけです。星の性質も、あなたの性格も、計算には入っていません。

だから星廻りは、ナクシャトラを「あなたがどんな人かを言う占い」としては使いません。今日が、あなたからどれくらい離れているかを測るものとして扱います。近い日もあれば、遠い日もある。それだけのことを、27の区画で正確に数えているのがナクシャトラです。

ナクシャトラは、今日をこう読みます

2026年10月21日の月宿

ダニシュター

今日、月は27の区画のうち23番目にいます。この空は、誰にとっても同じです。

月はおよそ27日で27の宿をひとめぐりし、1日におよそ1つずつ進みます。

ここに、あなたの生まれた日の宿を重ねます。といっても、することは数えるだけです。生まれの宿を1として、今日の宿まで輪の上を数える。その数を9で割った余りが、今日の位置です。

9つの位置には、それぞれ名前がついています。

9つの位置(ターラーバラ)

名前はサンスクリット語なので、覚える必要はありません。先に仕組みのほうを見てもらえば、名前は後からついてきます。「今日はサーダナです」と言われて分からなくても、「生まれの宿から数えて6番目のところにいる」と分かれば、それで足ります。

よくある誤解

9つのなかには、ヴィパット(障害)、プラティヤク(妨害)、ナイダナ(危険)という、強い名前が3つあります。

初めて見ると、自分に何かが割り当てられたように読めます。けれど、これは割り当てではありません。位置です。

月が27の宿をひとめぐりする約27日のあいだに、9つの位置はそれぞれちょうど3回ずつめぐってきます。生まれの宿がどこであっても、誰にとってもそうです。ヴィパットの日が人より多い人はいませんし、パラマミトラ(親友)の日が少ない人もいません。

だから、強い名前の日に当たっても、自分だけが引き当てたわけではありません。9つの位置を、全員が順番に通っています。

今日のあなたでは

生年月日を入れると、今日のナクシャトラがあなたの一日をどう見ているかが、根拠つきで出ます。 6つの占いぜんぶの見立てと、その日の総合も同じ画面で読めます。

今日のわたしを読む

生年月日はこの端末の中だけに保存され、サーバーには送られません。

この占いを知った今日のあなたへ

あなたが良くないのでも、今日が良くないのでもありません。
ただ、いまは離れた場所にいるというだけです。

ナクシャトラは、星廻りが照らし合わせる6つの暦のひとつです。残りの5つが同じ一日を別の角度から見ているので、ナクシャトラだけで一日が決まるわけではありません。

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