星廻りの辞典 / 四柱推命の通変星
食神
しょくじん
一言でいうと
その場を、やわらげる力
食神とは
食神は、四柱推命にある10種類の通変星(つうへんせい)のひとつです。「おおらかさ」と「表す力」を持つ星とされ、昔から衣食に恵まれる福の星として説明されてきました。
専門的には
通変星とは、生まれた日の十干(日干)から見て、ある日の十干がどんな関係にあたるかを表したものです。食神は、自分が生み出す働きを持ち、かつ自分と陰陽が同じ関係にあたります。同じ「生み出す働き」でも陰陽が異なるものは傷官と呼ばれます。古い書物では「衣食住」「子ども」といった言葉で説明され、吉星として扱われてきました。
星廻りではこう考えます
星廻りでは、食神を「のんびりした人」ではなく「その場を、やわらげてしまう人」として見ます。
特別なことをしているわけではありません。ただ、その人がいると、みんなの肩が少し下がります。話す速さがゆるみ、言いかけてやめたことが、そのまま口から出てきます。
おおらかだと説明されるのは、そのためです。急いでいないのではなく、急がなくていい空気をつくっています。
表す力、というのもそこから来ています。自分が構えていないので、相手も構えません。飾らない言葉が出てくる場所を、そばに作ってしまいます。
だから星廻りは、食神を「のんきな星」ではなく、「人が素に戻れる場所をつくる星」として扱います。
傷官との違い
傷官は、整った形のなかにある小さなズレに気づいて、それを言葉にする星です。食神は、そのまま受け取って、場をやわらげる星です。どちらも自分から外へ出ていく働きですが、傷官は違いを見つけるほうへ、食神は緊張をほどくほうへ動きます。
食神は、こんなふうに表れます
恋愛では
相手が素でいられます。格好をつけなくていい、取り繕わなくていい。長く一緒にいても疲れにくい相手だと思われます。ただ、あなたのほうが取り繕っているときには、気づかれにくいところがあります。
仕事では
張り詰めた場が、あなたが入るとなぜかゆるみます。同じことを言っても、あなたが言うと角が立ちません。やわらげているという自覚がないので、自分では何もしていないつもりでいます。
人間関係では
人が愚痴を言いに来ます。相談ではなく、ただ話しに来ます。否定されないと分かっているからです。聞いたあとで、あなたのほうが少し重くなっていることもあります。
よくある誤解
食神は「おっとり」「マイペース」といった言葉で説明されることが多く、のんびりしているだけの人、危機感がない人として読まれることがあります。
けれど、急いでいないことと、何もしていないことは違います。あなたがいる場所では、人が息をついています。それは誰にでもできることではありません。
あなたが何もしていないように見えるときほど、その場はゆるんでいます。
今日のあなたでは
生年月日を入れると、今日のあなたに食神がどう働いているかを読めます。 今日があなたにとって食神の日なのかどうかも、その場で分かります。
今日のわたしを読む生年月日はこの端末の中だけに保存され、サーバーには送られません。
この言葉を知った今日のあなたへ
やわらげてきた人にも、
ゆるめてもらう側でいい時間が必要です。
食神は、四柱推命の見立てを構成する要素のひとつです。星廻りは6つの文明の暦を照らし合わせて今日を読むので、食神だけで一日が決まるわけではありません。
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